荒覇吐文庫 - AhRAHAVAKi BLOG -

　雨で中止になった昨秋のイベントの時は、チームメイトと温泉で打ち上げ、翌日に寄り道した「高村山荘」(高村光太郎が隠棲していた山小屋)をミリブロで紹介したので、今回もどこか花巻市周辺の寄り道できる場所を紹介してみようと思います。

　...なんて書き始めると、いかにも用意周到に準備していたみたいだけど、北上市内のホテルの駐車場を出る時に思い付いたので、そこからが大変でした。花巻に戻らなきゃいけない/w。

　車を走らせながら、高村光太郎の次かぁ...と考えていたら、思い浮かんだのが「宮沢賢治」氏。花巻市の紹介としては、これ以上ないくらいベタな選択でした/w。
　といっても、数十年のブランクがあるので、地元情報は詳しくなく、記念館があるらしいことは知っていても、場所も中味も知らないので、途中のコンビニの駐車場に車を止めてネット検索。すぐにランチタイムになるので、近くに蕎麦屋が2軒もある「宮沢賢治記念館」に行ってみることにしました。

　先にお断りしておくと、大体の博物館や展示施設のように、ここも内部は撮影禁止なので、写真はないッ！/w。仕方ないので、周辺の小ネタでご容赦を。

　写真が自由に撮れる外部で一番ホッとしたのはコレ。
■猫の事務屋　　※猫2匹が建物正面玄関で出迎えてくれます。


■敷地正面ゲートの看板　　※無駄な心使い/w。

　海外で日本語の看板を見ると、まずは怪しいと思うのだが。日本語と英語だけで充分だろ。

■記念館の周り

　建物が山の頂きにあるので、遊歩道や周辺の関連施設に徒歩で行くには、結構急勾配なところを歩くことになる。下に花壇があり、花が咲く季節なら、きっとキレイだろうと思う。

■「注文の多い料理店/山猫軒」というおみやげ屋さん

　「おみやげ」のノボリが、すべてを台無しにしてくれています/w。
　建物の中は、普通におみやげ屋さんです。

　記念館の内容は、写真がないので説得力に欠けるので、公式サイトのURLを紹介しますので、興味があったらアクセスしてみて下さい。
　ただ、絵に描いたようなお役所サイトなので、まったく色気も素っ気もなく、あるだけマシなサイト。

　宮沢賢治記念館　

　個人的な趣味からすれば、多数の展示指導や監修者と、関係各位への配慮が入り過ぎたために、単に故人の遺品の入った箱となり、ここには哲学がない気がする/w。
　まぁ、似たような施設に有りがちなことなので驚くことではないにしても、こうした知の貧弱さを見るたびに、少しずつ失望するのは確かだったりする/w。
　難クセをつけているようで恐縮ですが、子供向けのアニメや資料もたくさんあり、興味深い展示品は数多い/w。

　行き当たりばったりで訪問したようなもんだけど、実は密かにお目当てはあったりする。
　「月夜のでんしんばしら」って知ってる？宮沢賢治の童話のひとつで、「注文の多い料理店」に収録。どこまでも続く電信柱の列を軍隊行進になぞらえた寓話ってことになるけど、この挿絵がかなり変わっている。宮沢賢治氏本人が書いた水彩画があるのだが、これが見たかった訳。ネット検索すると出て来る画像では、こんな感じ。

　これ、どうです？/w。いつか、これのオマージュを作ろうとストックしていたので、気にはなっていたのですが、実際に掲示されていたのは、小ちゃくて鮮明度にも欠けるものでガッカリ。ストーリーは若干ミリタリー要素もあるので、興味のある方は検索してみて下さい。簡単に全文が見つかります/w。

　しかし、宮沢賢治氏も、サバイバルゲーマーにネタとして扱われるとは、思ってもいなかっただろうなぁ/w。彼の精神性の一部でも継承しつつ、リスペクトを込めて、以前、このブログ用に作っていたバナーを貼っておきます。約半年振りに登場です。


■最新動画■4月1日盛岡「チーム射楽」定例戦のYouTubeビデオはこちらです。

■3月18日盛岡「チーム射楽」定例戦のYouTubeビデオはこちらです。