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2012年10月16日

AJP:5/TOKIO KID

 当時の差別的な意識がむき出しのキャラが際立つTOKIO KIDシリーズ。これは、航空機メーカーのダグラス・エアクラフト社(当時)が、工場で如何に無駄、道具類の損傷、過失による損失を無くすかを考えた際に採用されたらしい。
 元々はポスターとして使われたが、ダグラス・エアクラフト社が発行する「Douglas AIRVIEW」と言う雑誌の裏表紙にも載せられたらしい。
 何ともネガティブなやり方だなと思いますが、「TOKIO KID」を他の敵対するグループ名に置き換えれば、いつの時代でも、何回でも使い回しができる格安で効果的なものです。
 では、一気に画像を紹介します。

AJP:5/TOKIO KID

AJP:5/TOKIO KID

AJP:5/TOKIO KID

 ...と、ここまで来て、このオッサン誰?と思った方も少なくないと思いますが、これは冒頭に紹介したようなイキサツから誕生した、当時の日本人の身体的特徴を蔑視&デフォルメされた日本人像な訳です。
 現代の日本人のイメージからはかけ離れているのでピンと来ないと思いますが、ここでいう身体的特徴とされたのは、黄色、猿顔、小柄、出っ歯、吊目、ガニ股、メガネ等が代表的なものです。更に「TOKIO KID」は、耳の先が尖ったり、出っ歯はキバのようになったりと、既に人間では無くなっています。コトの良し悪しは別にしても、この手のものには、ネズミのような顔になったものもありますから、多少はマシなのかも知れません。
 それでは気を取り直して、もう少し紹介します。

AJP:5/TOKIO KID

AJP:5/TOKIO KID

AJP:5/TOKIO KID

AJP:5/TOKIO KID

 
 こんなことをしていたかと思うと、ヘイトクライム関連では2009年にオバマ大統領が「マシュー・シェパード法(憎悪犯罪防止法を同性愛者偏見や障害者偏見に拡大する)」に署名、成立させたりと、USAというのは面白い国だ。
 一方で、日本はヘイトクライム関連立法は立ち後れているとの批判の声があったりと、何事に関しても相変わらずのアリサマではあるが、充分な議論は尽くして欲しいものだと思う。
 漠然とした偏見や嫌悪、差別は、無くなることはないと思うが、同時に、それらから解放されたいと思う気持ちも無くならないだろうと期待したいものです。

■最新動画■
icon138月19日盛岡「チーム射楽」定例戦のYouTubeビデオはこちらです。


icon138月5日盛岡「チーム射楽」定例戦のYouTubeビデオはこちらです。


AJP:5/TOKIO KID





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Posted by Pawn19  at 20:00 │Comments(0)FRONT

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