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2012年04月15日

vsIOGでGoogle earth(4)

 第4回目の今回は、自分でもマップデータを作ってみよう!と思った方の為に、極めて初歩的な作り方を紹介します。

 最初にお断りしておきますが、どなたか、もっと簡単な方法をご存知なら、是非ご教授下さい!/w

 そして、最初にお断りすることがもう一つ。根気が要るよ/w。

◇準備するもの
 ・パソコン(PC or Mac)
 ・パソコン用Google earth(無料)
 ・膨大な作業時間と根気

◇作成作業の総括
 ・すべて、手書きである/爆! 

 .......どうする?それでも知りたい?/w

 PC上で表示したり、プリントアウトをメインで使う分には、JPEGの画像イメージややフォントをある程度自由に使えます。
 PC版での作り方は、Webサイトの作り方と同じ考え方です。画像やフォントをイメージとして考えて、保存されているフォルダからの関連付け、ルートを整理する必要があります。
 ここでの問題は、自分のPCで使う分には問題がなくても、第三者へこのデータを渡した場合に、関連付けが崩れるのを解決できていません。きっと何か方法があるんでしょうが、突き詰めてはいません。

 モバイル版のGoogle earthでは、その当時の私の理解力ではJPEG等の画像をオーバーレイ表示することができませんでした。表示させる方法はあるかも知れませんが、単純で軽量な方法でトライしてみました。

 その方法とは、パス機能を使って全て手書きするという、写経並みの根気と時間を費やす方法です。従って、これまで紹介して来たマップ画像で、航空写真以外の線や文字は、全部手書きしたものです。

 興味のある方がいるんだろうかと思うと、この辺で紹介するのを止めようかと思うのですが、放り出す訳にもいかないので、極初歩的な部分を画像で紹介します。Google earthの基本操作は、自分で慣熟して下さい/w。

(1)表示させたい場所を決めます。例えば、ここにしてみます。
vsIOGでGoogle earth(4)
(2)分かり易い座標を探します。
  普通のフィールドマップは、画像データに縦横の線を任意に引いたものだと思いますが、Google earthでは、北緯/東経が当たり前に表示できますので、最終的にはディバイスのGPSで位置情報を使えるように、そうした経緯度をフィールドの基準点にする為です。
 下の画像のように丁度、経緯度がクロスしている地点を基準点にしてみます。
vsIOGでGoogle earth(4)
 基準点は、北緯35°36’27.36” 東経139°48’21.6”にしています。仮に見易くする為に黄色いピンを置きましたが、実作業では邪魔なので小さいものに変更して下さい/w。
vsIOGでGoogle earth(4)
(3)基準点を中心に四方の座標を作ります。
 ここから先は面倒なので、これまで紹介したマップの基礎的な座標をお見せします。
vsIOGでGoogle earth(4)
 画像では見えないと思いますが、便宜的に名前を付けたポイント名の先にピンクの「・」があります。この「・」の座標は、一応キチンと計算して割り出してありますが、今となっては、どういう計算式を組んだのかすっかり忘れました/w。
 面積が小さい時や面倒な計算をしない場合、任意のA-B間の距離を図る機能がありますので、それで例えば30mのラインをパスで書いて、それをいくつも並べて行く方法も有るかと思います。

(4)ラインを引きます。
 これも手作業です。直線は簡単に引けるので特別な技は要りませんが、とにかく地味な作業を延々と繰り返します。
vsIOGでGoogle earth(4)
 さて、(3)の座標をただ直線で結んでいくだけですが、精度が気になると思います。
 このマップでは1辺が100ft.(30.48m)版です。実際に新しい直線をパスで引いて距離を測ってみます。
vsIOGでGoogle earth(4)
 黄色の線が計測用に新たに書いた線です。機首方向がちゃんと90度になっていますので、水平に線が書かれているのが分かります。
 書いた線は、本来100ft.であるべきですが、99.99ft.が手書きの限界精度としてギブアップしました/w。
 しかし、この精度はやり過ぎです。実用的には、もっと雑に使われるはずなので、30mで誤差3%、1mくらいの誤差でも充分過ぎると思っています。
 簡単に書いていますが、ここは大事な所なので、精度の追求には手間が掛かります。

 尚、Google earthで計測しながらラインを引いて行くと、マス目は正方形になりません。若干縦(南北/北緯)方向に長い長方形になります。図形として正しいマップではなく、GPS機能と実測精度を優先していますので、長方形でも問題はありません。いや、そうでないといけない/w。

(5)文字を入れます。
 PC版では、フォントも画像も使えますので、こんなものを先に作っておきます。
 文字を入れてしまえば、画像でみるだけだったり、プリントアウトして使うマップとしては完成です。これから手書きするマップよりは格段にキレイな仕上がりなので、通常使用にはコレで充分です。
vsIOGでGoogle earth(4)
 これを、パスで手書きするとこうなります。
vsIOGでGoogle earth(4)
 PC版の透明度を下げて、その上からなぞるように手書きすると簡単。このマップの広さでは、100個くらい作るので、手間は恐ろしく掛かりますが/w。

(6)保存する
 メニューから、「保存>名前を付けて場所を保存」と進み、フォーマットを「kml」または「kmz」を選択して、保存します。この手順はOSによっては異なっている可能性があります。
 こうして作ったデータを、モバイルで開く訳です。

 以上で、完了です。

 と、言いたいのですが、このマップはモバイルで現在位置情報を表示させることになりますので、もうひと工夫をします。

 ひと工夫とは、地図の座標を示す文字は、普通はもっとも端の枠にあり、モバイルでピンポイントの場所を拡大表示させると座標を示す文字が表示枠外になって、場所が分からなくなります。
 それを回避する為に、マス目の中にグリッドを薄く表示させます。
 下の画像の表示範囲は、1マス100ft.(約30m)四方なので、東西150m、南北90m超を表示しています。
vsIOGでGoogle earth(4)
 上の画像が、使い勝手のいいサイズだと思います。更に拡大表示させてみます。
vsIOGでGoogle earth(4)
 拡大限界は地表までですが、地表を見ても無意味なので、この辺が実用最大サイズかと思います。

 ここまでやって、ようやく一応の完成です/w。

 難しい、というのではなく、単純に手間が掛かる作業です。
 面倒臭いですが、一度作ってしまえば、便利に使えますので、本当に必要だと思うなら、毎日コツコツと作業をされることをオススメします。

 ...それにしても、もっと簡単な方法はないのかッ!と思いますね/w。
 誰かに、別な場所を最初から作ってくれと言われたら絶対にイヤです/w。ボランティア精神を発揮して自発的にやるか、ギャラを頂戴できるなら考えてみてもいいけど..../爆!

 
 実際のところ、少なくても私はこのフィールドで迷子なることはないでしょうが、他には一体誰が使うの?って問題がある訳です/w。
 お蔭様で今回のvsIOGでは、このマップの一部が公式採用されましたが、フィールド内にスマホを持ち込んで有効活用できるプレーヤーは登場するんでしょうか?

 さてさて、次回は最終回として、今後の課題とGoogle Latitudeを紹介します。お楽しみに!

■vsIOG 2012 フィールド・インフォメーション


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 東北のゲーマーが集うイベント「vsIOG 3rd.Crisis」が、4/29(日)に開催されます!
 「vsIOG 3rd.Crisis」予告編はこちらです!是非ご覧下さい。
 参加申込申込期日:2012年4月16日(日)23:59まで!
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vsIOGでGoogle earth(4)

■最新動画■4月1日盛岡「チーム射楽」定例戦のYouTubeビデオはこちらです。

■3月18日盛岡「チーム射楽」定例戦のYouTubeビデオはこちらです。

vsIOGでGoogle earth(4)

 





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Posted by Pawn19  at 20:00 │Comments(0)Event

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